パッシブハウスとは?
パッシブハウスはドイツで生まれました。ドイツにあるパッシブハウス研究所で確立された省エネ基準をもとに作られ、「年間の冷暖房負荷」「気密性能」「住宅全体の一次エネルギー消費量」の3つの基準を満たしものがパッシブハウスと認定されます。それぞれの厳しい基準を満たしたパッシブハウスは、快適な家を作るだけはなく、健康を守り、そして地球にも優しく、生き方そのものをデザインし実現します。
高断熱と高気密
まるで魔法瓶のように、冬は暖気を逃さず、夏は冷気を逃しません。一年中快適な空間を作ることができます。
熱交換換気システム
空気いつも綺麗に保ちながら、熱だけを入れ替えることができます。吸気口から冷たい空気が入ることはありません。
高性能な複層窓
南向きの大きな窓は、冬は太陽熱を取り込む優秀な暖房がわりになります。そして北側の高いまどは、夏の熱気を逃します。
パッシブハウス認定の3つの条件
以下の厳しい条件をパッシブハウスは全て満たしています。
1. 冷暖房負荷
室内の快適な温湿度を保つため、冷房・暖房で必要とするエネルギー量。冷暖房負荷が各15kWh/m2以下であること。
2. 気密性能
密閉により、空気の流れや熱・水蒸気などの出入りを妨げる性能。気密性能として50Paの加圧時の漏気回数が0.6回以下であること。
3. 一次エネルギー消費量
電気やガスなど、住宅で消費するエネルギーを作り出すために必要なエネルギー(石油・石炭)を熱量で表したもの。一次エネルギー消費量(家電も含む)が120kWh/m2以下であること。
Passive Design
パッシブデザインでつくる注文住宅
建物の壁や屋根などの躯体性能を向上させる事で、最小限の冷暖房設備で最大限の効果が得られるようにできます。経済性はもちろんのこと、高い省エネ性能もで環境にも優しい住宅です。
夏のパッシブデザイン
冬は日差しを多く取り入れ部屋を暖め、断熱窓や断熱壁で室内の熱を外に逃がしません。風通しの良さは、秋から春にかけてでも快適な空間をつくるのに大きく関わってきます。
冬のパッシブデザイン
夏は日差しをカット、断熱窓や断熱壁で暑くなる日差しや熱を室内に伝えない構造です。暑さはカットしても明るさは取り入れ、風の通りを考えることで、明るく涼しい快適空間をつくり上げます。