住宅リフォームの一例

東向島の山荘

東京都墨田区の木造密集地にありながら、大きな開口をつくることで、豊かな植栽空間から四季を感じられるゆったりとしたワンルームへ

パナソニック デザインアワード 全国優秀賞 受賞リフォーム作品

東商住建が手がけたリフォーム事例「東向島の山荘」は2021年デザインアワードで全国優秀賞を受賞しました。

「デザインアワード」は、全国の「PanasonicリフォームClub」のリフォーム店が1年間に手掛けたリフォームの中から、アイデア・デザインに秀でた作品が選ばれるコンテストです。

ワンルームの特徴

30年前に築40年の本物件をご夫婦で購入されました。元々、奥様の生活スペースになっていた2階フロアを、ゆったりと自分の趣味に集中できるワンルームとして使いたいとのご要望より、リフォームを承りました。

新たな設備の追加

リフォーム前にはなかった設備を追加し、ワンルームで広々とした開放的な空間に機能性も向上させました。

日々の生活だけではなく、様々なシチュエーションでの利用が可能です。

和室

今回のリフォームの大きなテーマである大開口からの借景を実現するため、壁を取り払い、J開口フレームと呼ばれる耐震フレームを取り付けました。

また、障子をすべて壁側に引き込み、耐震壁以外をすべて開口にすることでリフォーム前の約3倍の広さの開口を実現しました。

和室とリビングの空間を仕切ることのできる可動式のサッシを設置しました。元々、アルミサッシには単板ガラスが装着されていましたが、LOW-Eガラスの複合サッシに取り替えることで高断熱と遮熱を両立しました。

また、障子枠の下には借景を楽しみながら、収納としても使用できるベンチを設置しました。

リビング・ロフト

コボット・構造金物を採用し、オリジナルの外壁を壊すことなく耐震性の高い壁に仕上げました。

また、野地板と断熱材の間には通気層を設け、劣化対策も行いました。

ロフトの壁面に吹抜けとして、クラフトレーベルの室内窓を設置することで、下層部分とのつながりを尊重しました。

天井は勾配天井として、梁を補強した上で、無垢板を貼りつけ、メリハリのある空間を作り上げました。

また、屋根断熱としてロフトの断熱・吹抜けの断熱にも考慮しました。