2022年春から構想を立て、新築パッシブハウスの建設まで道のりをリアルタイムで発信している「パッシブハウス建設までの道のり」。
パッシブハウスとは「年間の冷暖房負荷」「気密性能」「住宅全体の一次エネルギー消費量」の3つの厳しい基準をクリアした住宅のみが認定されるドイツ発の世界最高レベルのエコハウスです。
この度、パッシブハウスの条件をクリアし、江戸川パッシブハウスが、パッシブハウスのプレ認証を取得しました!
パッシブハウスには2種類あるのをご存じですか?
パッシブ建築は、「パッシブハウス研究所」の認証を得て初めて「パッシブハウス」と名乗ることができます。ドイツのパッシブハウス研究所とアメリカのパッシブハウス研究所の2種類があります。
東商住建が手がける「江戸川パッシブハウス」は、アメリカで創立された「米国パッシブハウス研究所(PHIUS)」の認証を取得予定です。
パッシブハウスの歴史
パッシブハウスの歴史は、1970年代初頭にドイツで始まりました。
パッシブハウスの概念は、1970年代初頭に、ドイツの建築家ヴォルフガング·フェヒナーと彼の同僚で物理学者であるボ·アダーシュスによって提案されたのがはじまりです。この時期、エネルギー危機が意識され、エネルギーの節約が求められるようになりました。
パッシブハウスの概念が実際に建築に適用された最初の例は、1991年に完成したドイツのダルムシュタットにある「カテリーネンホーフ」と呼ばれる住宅です。この建物は、非常に低いエネルギー消費で快適な居住環境を提供することを示しました。
1996年にパッシブハウス研究所(Passive House Institute)が設立され、標準が公表されました。これは、住宅が非常に低いエネルギー消費を達成するための基準を定め、設計者や建築家に向けて指針を提供するものでした。
2000年代に入ると、パッシブハウスの概念は国際的に広まり、世界各地で多くのプロジェクトが展開されました。
2003年に「米国パッシブハウス研究所(PHIUS)」設立。
パッシブハウス概念をアメリカの気候条件に合わせて適用し、その普及を促進することを目的として、2003年に「米国パッシブハウス研究所(PHIUS)」が設立されました。
世界の気候の縮図とも言える、米国の気候条件や建築慣習に適したパッシブハウスの基準を開発し、これを「PHIUS+」認証として提供しています。「PHIUS+」は、ドイツのパッシブハウス標準とは異なり、米国の独自の気象データと建築慣習に基づいたもの。
米国内の様々な気象条件に対応するために、地域ごとに異なるPHIUS+基準を提供しています。これにより、南部の暑い気候から北部の寒冷な気候まで、さまざまな地域で適切なパッシブハウスの設計が可能になりました。
江戸川パッシブハウスの性能値は?
日本の気候はというと、季節風の影響で四季がはっきりしており、夏は高温多湿、梅雨などは多湿の時期があります。世界基準の認定を受けるには、日本の気候条件にあった設計、施工が必要でした。
米国パッシブハウス研究所(PHIUS)の認定を受けた江戸川パッシブバウスの性能値は、次回現場検査のときにお伝えします。
江戸川パッシブハウスの全貌をご紹介できる日が楽しみです。
続きは、またブログでお会いしましょう!
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