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- エコハウスの予算を決める方法
- エコハウスの土地選び
- エコハウスの事業者選び
- エコハウス着工から完成後まで
新居を建てるならエコハウスにしたいけど、「実際にどんな流れでエコハウスを建てればいいのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。エコハウスのメリットやデメリットを理解していても、いざエコハウスを建てるとなったときに、何から始めればいいのか分からないと思います。そこで今回はエコハウスの予算の決め方や土地の選び方など、それぞれの項目ごとに分けて解説してきます。
エコハウスの予算を決める
住宅の建設において最初の段階で予算の目安を決めておくことはとても大切です。特にエコハウスは省エネな素材を使用しているため、一般住宅の坪単価は約50万円〜となっている一方、エコハウスの坪単価は70万円近くかかることが多いです。一つ一つの設備工事の値段も高く、費用を設定せずにこだわり過ぎてしまうと予算を大幅に超えてしまったという事態も招きかねません。エコハウス自体の性能をしっかりと確保するためにも、デザインや重視したい性能に優先順位をつけて予算を考えましょう。予算を設定するにあたって注目したいのが、一定の省エネ性能を確保することができていればもらえる補助金制度。一世一代の家の購入、決して安くないので重視したい性能と補助金制度を照らし合わせて自分の希望に近いプランを慎重に選びましょう。
エコハウスの土地選び
地域ごとに合わせた暮らしを送ることのできるエコハウスにとって、土地選びは重要です。これから何十年も住み続ける住宅です。それぞれの家庭の希望にあった土地を選びましょう。ここでは土地選びに大切な3つのポイントを紹介します。
- 日当たり
- 土地の形状
- 地域
日当たり
エコハウスのメリットの記事で、エコハウスに住むことで光熱費を節約することができると解説しましたが、大幅削減には土地自体の日当たりが重要になります。エコハウスに施されているパッシブ設計は、冬に日射を取り込み、夏に日射を入れないための細かな工夫が施されています。この工夫により、冷暖房を使わなくても快適に過ごせる、つまり光熱費を抑えながら快適な生活ができます。また、エコハウスでは太陽光発電の設備を設置することも可能なので、その場合も太陽光をいかに確保するかが大切になります。そのため地盤の高さや隣家の形状、接道方向などを考慮しながら、日当たりがよくエコハウスの性能をより発揮できる土地を選びましょう。
エコハウス住宅のメリットについてはこちらの記事をご覧ください。
土地の形状
土地の日当たりを考えるにあたって、形状も重要な要素になります。南窓を広く取ることで日射を確保することができます。また、土地の形状は東西に長い土地にすることで南窓の面積を最大にすることができます。最も日射を取り込むために、土地の形状は東西に長い土地にすることが必要です。しかし、土地の形状には例外があります。実は日射量は地域ごとによって大きく異なり、元々の日射量が少ない地域も多くあります。そのような地域では東西の形状の土地を選び、太陽光を取り込むことよりも、いかに少ない太陽光の熱を蓄えられるかなどの蓄熱性をの方が優先順位が高くなります。地域ごとの特徴を調べながら土地の形状を考えていきましょう。
地域
エコハウス建設にあたり地域の制限はありません。環境省が発表したエコハウスの4つの基本の中にも「地域らしさ」という項目があります。これは、地方だからエコハウスが建てられる、都心だから建てられないということではなく、それぞれの地域ごとでそれぞれの地域にあった材料、工法を施すということを表しています。そのため、地域を選ぶ際は一般住宅と同様に周辺施設や交通の便、治安などを考慮して考えましょう。またある程度インターネットや図面でも確認することが可能ですが、実際に興味を持った土地に出向き、直接見てみないと分からないこともあります。地域の目星がついたら、実際に足を運び下見をしてみましょう。
エコハウスの事業者選び
こだわりのエコハウスを建てるためには家づくりをまかせる事業所選びも大切です。エコハウス建設のあたり事業者は大きく二つに分かれます。では、それぞれの特徴をみていきましょう。
ハウスメーカー
- 短い工期
- 整ったアフターメンテナンス
- 柔軟性がないデザイン
ハウスメーカーの大きな特徴として建設のスピードがあります。全体の流れがシステム化されている上、自社工場を有しており、効率がよく、短い工期で完成します。また、定期点検や保証が制度化されていて、アフターメンテナンスがしっかりしているのもハウスメーカーの特徴の一つです。しかし、ハウスメーカーでは流行なデザインや最新の仕様設備を取り揃えたマニュアルからでしかデザインが選択できないというデメリットもあります。
工務店
- 顧客との親密な信頼関係
- 理想のコストで建設可能
- オーダーメイドに対応
工務店は顧客との親密な信頼関係が大きな特徴です。数々の打ち合わせの後に契約を交わすので顧客との親密な信頼関係を築くことができます。信頼関係を築けることによってより細かな相談をしながらエコハウス作りができるので理想のコストで希望の性能を取り入れることが可能です。また工務店は、デザインを完全にオーダーメード設計することができます。そのため、伝統的なデザインや個性的なデザインなど、細かな要望にまで応えてくれます。工期は少し長くかかるものの、これらオーダーメイドに対応しながら建設を進めていくためより希望にあったエコハウス作りをすることができます。
エコハウス着工から完成後まで
事業者を選び、エコハウスのデザインなどが決まったらいよいよ着工に入ります。着工から引き渡し、アフターメンテナンスの流れをみていきましょう。
- 着工
- 竣工・引き渡し
- アフターメンテナンス
着工
工事の安全と家の繁栄を祈る地鎮祭を行った後に着工に入ります。着工がスタートするとまずは基礎工事を行い、その後、家の枠組みを組んでいきます。屋根の骨組みが出来上がり一番上の棟木を上げる上棟を終えると、その後は各部屋、設備ごとの細かい作業に移ります。
竣工・引き渡し
工事終了後は事業者と家の所有者立会いのもと、竣工と呼ばれる最終確認を行います。その後全ての手続きを終えたら引き渡しになります。
アフターメンテナンス
アフターメンテナンスは事業者やエコハウスの契約内容によって異なりますが、最初の1年目、2年目、そしてその後は5年ごとに定期点検を行う場合が多いです。事業者の担当の方と連絡を取り合い、適切なメンテナンスを行うことで建物の寿命も伸ばすことができます。たくさんのお金と時間をかけたエコハウス、愛着を持って末永く暮らしましょう。
エコハウス建設までの流れ まとめ
いかがでしたでしょうか。エコハウスにおいて予算を決めることの重要性や日当たり、形状、地域など土地選びの際に必要な確認ポイントを理解していただけと思います。また、ハウスメーカーと工務店それぞれにメリット・デメリットがあるので自分の希望にあった事業者を選びましょう。住宅の建設は人生に二度とない経験です。しっかり時間をかけて計画をし、自分の条件、希望にあったエコハウスづくりをしていきましょう。
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エコハウスの費用について詳しく
以上、エコハウス建設の流れを見ていきました。では実際にエコハウスを建てるのにあたりどれくらいの予算が必要なのでしょうか。気になるエコハウスの費用について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。